経営の小学校ホーム>お客様の声

お客様の声

弱者の戦略や差別化戦略を学ぶうちに
自社の強みが見えてきて、No.1商品が開発できました。

歯科医師向け機材販売・映像制作 N様

――事業概要をお教えください
2014年4月に脱サラ・起業して、歯科医師向けの機材や雑貨を輸入販売する事業を始めました。
それに加えて最近では、歯科医師の先生方が、学会発表などで使用する映像を制作する仕事も始めました。
――勉強会に参加して、具体的な成果はありましたか?
勉強会で学ぶランチェスター戦略は、たいへん参考になります。例えば、自社のみの強みや商品を見つけて、差別化戦略を推進する。地域も絞り込んで、集中的に営業を展開するといった理論を、実際に事業に落としこむことができるに従い、具体的な成果につながっていきました。歯科医師向けの動画制作サービスを始めたのも、他社にはできない差別化戦略からの発想です。

会社員時代から、歯科医師に特化したソフトの需要はあるだろうが、それをどうビジネスにしたらいいか、考えあぐねていたところ、ランチェスター戦略を学ぶうちに、いまのビジネススタイルにつながっていきました。
――歯科医の業界に特化した動画ですか?
サンプル動画を持ってきましたので、視聴してみてください。
この作品は、ある歯科医師の先生が、開催される歯科医師学会で使う、プレゼンテーションスライドの冒頭で流したイメージ動画です。いわゆる最初のツカミの部分で、聴衆の興味を一気にひきつけておいて、本論のプレゼンテーションに移行するという仕掛けです。

作品的には、フルCGの動画に、歯科関連のデータや写真を織り交ぜてつくっているだけですが、こういう専門分野の知識を持っている動画制作会社はいないので、一度見てもらうと、たいていの先生がほしがります。

地域戦略は、高名な歯科医師が多い東京と大阪に絞り込んでいます。非常に特殊で小さな市場ですが、作品あたりの付加価値が高い商品なので、事業として十分展開していけると考えております。今や、うちだけの強みとなっている事業です。
――理想とする顧客層へのアプローチはどうなさっていますか?
勉強会でランチェスター戦略を学び、顧客へのフォローアップの重要性を実感しました。
とくに役立ったのは弱者戦略です。うちのような創業間もない小さな会社は、他社がやらないことをしていかないと、認知してもらえません。そこで、顧客の困り事を探しだして、解決するサービスを心がけました。

私の場合、英語、パソコンによるプレゼンテーション作成の取り扱いが得意なので、その分野で何か困り事があれば、どんどん相談してください、というサービスを展開しました。そのサービスで対価を得るわけではなく、人と人とのつながり、人間関係づくりの手段として取り組むようにしました。

例えば、Macの扱いについて、ある歯科医の先生にアドバイスして問題解決をしたら、たいへん喜んでくれて、動画制作を発注してくれたことがありました。

会社員時代に、そういった高名な先生方との人脈は築けたので、この資産をどう活かして、事業化していこうか、考えていたところに、宮崎先生の勉強会で学ぶランチェスター戦略がうまくリンクして、提供する商品や顧客づくりのしくみが形になっていったということです。
――今後のビジョンや事業上の抱負をお聞かせください
創業間もない小さな会社が、海外製の高価な歯科医師向け機器を輸入販売できるようになるには、多くの実績と信用を積み重ねていかなければなりませんが、夢をもって起業した以上は、今よりももっと高額な機材を扱えるようになって、社会貢献したいという目標があります。

早くそういったビジネスが展開できる企業体になって、宮崎先生にもっと大きな悩みを相談できればと思っています。でも、現状の相談ごとは、「為替の決済はいつ頃するのがベターですか?」とか、「税務署からこんな資料がきたけど、なんでしょう?」といった、瑣末な質問ばかりです。

ところが先生は、そういう細々した相談ごとでも、スピード対応してくれます。私はメールで相談することが多いのですが、夜投げておいて、翌日返事が読めたらいいやという感じで夜中に送信すると、明け方の4時くらいにメールが返信されてきて、びっくりしたことがあります。うちの会社は六甲アイランドにあるのですが、六甲道とうちには、時差があるのか?というくらい早いですよね(笑)。

金額の多寡は関係なく、顧問契約した顧客には、誠心誠意つくすという宮崎先生の気持ちが伝わってきて、やっぱりこの先生を税理士に迎えてよかったと思っています。